イーサリアム(ETH)とは?初心者でもわかりやすく解説
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イーサリアム(ETH)とは?初心者でもわかりやすく解説

1.イーサリアム(ETH)は時価総額第2位の暗号資産(仮想通貨)

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暗号資産は「ビットコイン」か「ビットコイン以外か」で大きく分類されます。ビットコイン以外の暗号資産は、総称してアルトコインという呼び方をされています。

イーサリアム(ETH)はアルトコインの中でも最も有名な暗号資産の一種であり、暗号資産の時価総額第2位(2021年8月時点)を誇っています。イーサリアム(ETH)がこれほどまでに有名になった背景は、その特徴にあります。

2.イーサリアム(ETH)の特徴

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(1)ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の役割の違い

ビットコイン(BTC)は通貨のような役割をメインとしていますが、イーサリアム(ETH)ではその役割は側面に過ぎません。イーサリアムの本来の役割はプラットフォームにあり、ETHはそのプラットフォーム内での通貨として用意されていました。

プラットフォームとは、さまざまなサービスを動かすための基盤となるシステムのことを指します。詳しくは後述しますが、イーサリアムのプラットフォームではアプリ、ゲーム、取引所、独自の暗号資産など、スマートコントラクトという技術を活用したサービスを生み出すことが可能です。

(2) dApps(decentralized applications/分散型アプリケーション)とスマートコントラクト

イーサリアムのプラットフォームでは、スマートコントラクトというシステムを活用したアプリケーションを生み出すことができます。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上であらかじめ設定した契約を自動執行できるシステムです。例としてよくあげられるのが自動販売機で、「水を押したら水がでてくる」「お金をいれたらお釣りがでてくる」、このような契約の自動執行がスマートコントラクトです。

「ただのプログラミングと何が違うの?」と思われた方もいるかもしれません。1点目の違いは、ブロックチェーンの「改ざんできない」「複製できない」という特性を活かし、契約内容をブロックチェーンに書き込むことで、透明性の高い契約と執行を行うことができる点です。2点目の違いは、ブロックチェーンの特性を活かして24時間自動で動作することが可能な点で、管理コストの削減なども期待できます。

このスマートコントラクトを活用して作られたアプリケーションを、分散型アプリケーション(dApps)と呼びます。

(3)dApps(分散型アプリケーション)の代表例

以下のようなサービスがdAppsの一例です。

・分散型取引所(DEX)
暗号資産の分散型取引所(Decentralized Exchange、DEX)は、一般的に中央集権型取引所よりもリスクが少ないと言われています。大きな理由としては、分散型取引所は特定の人がコントロールしているわけではなく、自動的にサービスが運営されているので、管理者による不正リスクやケアレスミスがないこと、そしてユーザーの秘密鍵を預からなくても稼働できる仕組みになっていることがあげられます。

・ゲーム
イーサリアムを基盤にしたゲームも非常に多く生まれています。普通のゲームとの大きな違いは、ブロックチェーンの特性を活かして、アイテムなどをアセット化(資産化)し、スマートコントラクトによってそれらを透明性高く取引できることです。アセット化することにより、アイテムに価値がついて売買されやすくなります。dAppsゲームとしては、海外ではCryptoKitties、国内ではMy Crypto Heroesなどが有名です。

・デジタルID
透明性が高く、データの改ざんを防止することができるので、デジタルID(身分証明)とも非常に相性が良いです。

また、アプリケーションサービスだけでなく、独自の通貨(トークン)を簡単に生み出せてしまうことも、イーサリアムが有名になった理由の一つです。

(4)独自の暗号資産も発行できる

イーサリアムというプラットフォームのもう一つの特徴として、独自のトークンを発行できる点があります。

トークンとはブロックチェーン上で発行された暗号資産のことを指します。トークンの規格は様々あり、ゲーム内トークンに適した規格、暗号資産に適した規格など、自身で選ぶことができます。

特に有名なのはERC20という規格で、主に暗号資産に使用されています。米海外暗号資産交換所バイナンスが発行しているバイナンスコイン(BNB)やメーカーダオのメーカー(MKR)なども、ERC20が採用されています。

そして、忘れてはならないのがガス(GAS)の存在です。ビットコイン(BTC)の送金時に手数料が発生するのと同様に、イーサリアム(ETH)も手数料が発生します。その手数料を計算するシステムのことを、総称してガス(GAS)と呼び、実際に発生した手数料のことをガスフィー(GAS Fee)と呼びます。

3.イーサリアム(ETH)とガス(GAS)の関係

(1)ガス(GAS)の概要

ガスとは、イーサリアムのプログラムや取引を実行するための「燃料」を指します。そして実際に発生した燃料(手数料)のことをガスフィー(GAS Fee)と呼びます。

ガス(GAS)の仕組みは秀逸で、手数料を適切に変更していくことにより、DoS攻撃の対策、マイナーの負担軽減、ネットワークの過負荷を防ぐ役割を果たしています。

しかし、それでも近年利用者が爆発的に伸びている関係で、スケーラビリティの課題が浮き彫りになってきました。ユーザーへの弊害として、スケーラビリティの圧迫によるガスフィー(GAS Fee)の高騰があげられます。

(2)ガス(GAS)代の乱高下が激しい

2021年5月20日には、イーサリアムの平均手数料は約7,800円の最高値を記録しましたが、2週間も経たずに約500円まで低下しました。少額のETHを送金するのに7,800円の手数料が発生するとなると、ユーザーは送金をためらってしまいますよね。

また複雑なスマートコントラクトを動かす費用としては10万円単位の手数料がかかるケースも出ていて、一部ユーザーからは悲鳴があがっていました。

スケーラビリティの問題は、コンセンサスアルゴリズムにビットコインと同様のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用していることが原因の一つとされています。そこで、イーサリアム財団はプルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行を表明しています。

4.イーサリアム(ETH)は「2.0」にアップグレードする

イーサリアム財団は、ガス代やスケーラビリティ問題の解決策として、2020年12月からイーサリアム2.0への移行を始めました。その移行への事前準備として、2021年8月5日、EIP1559(通称:ロンドン)というアップデートが実行されました。イーサリアム2.0に向けてのアップグレードは、3ステップで計画されており、それぞれにベルリン、ロンドン、上海と国際都市名がつけられています。

ロンドンでの変更点はいくつかありますが、一番大きいポイントは、手数料であるガス代の一部が、アップデートによってイーサリアム(ETH)の発行数量から焼却されるという点です。ガス代の一部を焼却することにより供給量が減少し需給関係がタイトになるため、価値の上昇に寄与するのではないかと期待されています。
これにより、サービスのプラットフォームとしての利用価値に再度注目が集まっています。

イーサリアム2.0へのアップデートにより、これまでの1.0から大きく変更となる点は以下の2点です。

(1)コンセンサスアルゴリズムをPoWからPoSに移行

PoSは保有通貨量に応じて、ブロック生成者が確率的に選ばれる仕組みになっています。PoWのように高性能で膨大な電力を消費するマイニング機器を用いて他のマイナーと争う必要がなくなり、ブロックの生成効率が上がるとされています。これにより、ガス代が下がり、さらに電力消費量も大幅に下がるため、利用者にも環境にも優しいアップデートとなります。

(2)シャーディングの導入

シャーディングも、PoSと同じくスケーラビリティの問題を解決する技術です。取引(トランザクション)の検証作業を大幅に効率化させることが期待されています。

イーサリアムキラーと呼ばれるブロックチェーンが多数生まれてきた中で、2.0へのアップグレードはイーサリアム(ETH)の今後の命運を占う重要なポイントです。時価総額にも大きく影響を及ぼすでしょう。

5.なぜイーサリアム(ETH)が期待されているのか?

前述の通り、イーサリアム(ETH)はビットコイン(BTC)と異なり、様々なプラットフォーム上でアプリケーションの利用が可能です。イーサリアム上では、金融サービス(DEX)、ブロックチェーンゲーム(dApps)やデジタルアート(NFT)のような新たなサービスが次々に生まれています。

また、ロンドンやイーサリアム2.0へのアップデートで、ガス代が高いという手数料の問題、電力消費量が多く環境負荷が大きいといった問題や、処理速度や処理量の問題を改善し、より多くのサービスを生み出すプラットフォームへと更新し続けています。

プラットフォームの利用価値が高ければ、通貨の価値もそれに応じて評価される(時価総額が大きくなる)との期待をもっている方も大勢いるようです。

また、これまでイーサリアム(ETH)はビットコイン(BTC)と違い発行枚数の上限がありませんでした。そのため、イーサリアム(ETH)は、ビットコイン(BTC)と比べて価値のインフレを起こしやすい暗号資産だと思われがちでした。
しかし、ロンドンのアップデートにより一部発行枚数が焼却されるようになったことや、イーサリアム2.0でのPoWによりステーキング(流通しないようにロックする)が行われることで、イーサリアム(ETH)の流通量の需給がタイトになることが確実視されており、そのことがもうひとつの価格上昇要因となると期待されています。

利用価値としても流通量の需給面でも期待値が高い暗号資産がイーサリアム(ETH)なのです。

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